5月8日(火)
移転先の改装を始めてから気が付けば5か月も経ってましたっ。その後の状況を報告しようしようと思いながら日々は無情にも過ぎていくもんですね~~~
なので今回久々にガッツリご報告!
現在は左官のHさんとコツコツ作業を。
古い民家で今年で築182年、目指すは200年!いや300年!
まあよくここまで持ってるなあって感心。
その手の建物をリフォームすると一般的には色々な事情で多くの新建材を使うようになるみたいだけど、極力そういうものに頼らず仕上げていってます。
木と土(石)だけで作り上げる形。言葉にすると凄く簡潔だけど、形にしていくとなると全然簡単じゃない・・・
パネルを張っていくだけの壁だったらあっという間に仕上がっていくけど、土壁になると肯定数が全然違うし、今回初めて経験したけど、泥を運ぶって、半端なくメチャメチャ重いです。
大工さんの仕事がGWまでだったのでそれまでその工務店の建築士Kさんからも色々なアドバイスを頂いてましたがそうは言ってもデザイン・設計は全て自分だったので打ち合わせだけでもひと苦労。
自分が作っていく場合、イメージだけでは仕上がっていかないので色々なことを具体的に細かい数値で伝えないといけなくて、このことが1番ハード。
現在、売り場には直接は関係ないけど手洗い場の「流し」のシンクを設計中、このこと1つにとってもシンクの幅、高さ、奥行き、厚みをキッチリと決めないといけないし、それらが決まらないと水道工事も出来ないわけで、毎日色んな方にある意味急かされてます(苦笑)。
(ちなみにシンクも市販のものではなく、台の足から水溜の部分まで全て手作りの予定。こんなことしてるから時間ばっかりかかってますが。。。)
施工をお願いすれば、こっちの「イメージ」だけで出来上がるけど、自分が居る場所だから今の店同様自分で手を加えていきたい。
周りからは(自分で店を作っていくことにおいて)、
「そういうことが好きじゃないと出来ないよね~~」
って言われたり、
「器用だから」って言われることもあったり。
でもボクは大工仕事が好きって思ったことは正直1度もなく、仮に器用だったとしても慣れないことをやってるから本当に失敗の繰り返しばかり(苦笑)。
以前手伝ってくれてたNちゃんから紹介してくれた本に、ストンとしっくりくる言葉が見つかった時は凄く嬉しかった!(改装中の慌ただしい中にも読まなければならない!って思った本だったので根性で読みましたっ。でも読んで良かった!!!)
その本の途中で書かれてた一節。
「何かをつくる行為は、常に自分を確認する作業を心理的に伴う。簡単に言えば、何かをつくっていることで、その人は自分の基本に戻れるということだ。
日々使うための道具でも、屋根の修理でも何でもいい。自分の手でつくったり直したりしながら、その人は本当は『セルフ』に向き合っている。なぜ生きてるのか、なぜ生活をしているのか・・・・・・モノをつくる理由を遠くまで延長していくと、いずれは必ずそこに突き当たるはずだ。続」
これからもしっかり自分に向き合いながら、店を作っていきますねっ。
写真は山口ではもうこの方が最後だろうと棟梁も話されてた屈指の左官職人のHさん!
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63歳なのにハッキリ言ってこの方ほど元気な63歳はそうそういませんっ、そして壁を塗る技は凄すぎます、、土壁というよりは板に見えてしまいます(笑)。
こういう方たちと一緒に店づくりが出来るって本当に幸せですねっ。ボクも技を相当盗みましたしーーー!
大工のKさんや左官のHさんとの出会いを作って下さった建築士でもありムッシーのお客様でもある(笑)Yさんには本当に感謝でした、(早く完成を見せてあげたいっ!)
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この写真はGWまで大工のKさんが玄関先で黙々と仕事中の1枚!
で肝心の現場の状況???
売り場になる部分はこんな感じ・・・
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多分1月ごろからほとんど変化なしかもっ(汗)。
よく雑誌なんかで
「5年もかけて作りました。」
とかって目にしたりするけど、
そんな時間があればできる(作っていけるぐらい大きな)規模でもあるけどそこを半年で仕上げないといけない難しさ。
でも6月、待ってて下さいねっ。
お~~今日は久々沢山つぶやいたーーー!












