8月12日(水)
春、子供さんの靴を購入され、久々にやって来られたのでお子様のサイズ計測&足のチェックかな?と思いきや、お母さんご自身のサンダルを探しに。
と、ここまでは普通の流れ。
Yさん、先月の豪雨で床上浸水・半壊の被害に遭い、現在はご家族で仮アパート暮らし。元の家に戻れるまでは早くても2ヶ月以上はかかるとの事。聞いているだけでもとても大変そうだった。
でもご本人は至って明るく、本当に被害に遭ったのかなあって思ってしまうほど。
先月、床上浸水した(防府市の)Kさんのご実家に足を運んだ時も、そうだった。
ご家族の中で悲壮感のようなものは感じられず、どちらかというと他人事のような感じでグチャグチャになった我が家をカメラでバシバシ撮られてたりも。
こういう時に、心の奥行きのようなものを感じる。
もしボク自身が同じような目に遭ったらどうだろう。
もしあなたが同じような目に遭った翌週にはショッピングに行けるだろうか?
Yさん、サンダルを購入され、車に乗り込み別れ際にボクに2本のキュウリを
手渡してくれた。
「庭で取れたので良かったら食べて。」
と。
例え家を失っていたとしても、自分を見失わない人間の強さをこの災害を通し
て感じた。
そして、どんな状況下の中でも、温かい人はやっぱり温かいんだなあって。
8月5日(水)
覇気のあるはつらつとした声。
電話を頂く度にそんな印象を受ける。
ボクの声はボソボソっとした低音で対照的なので、M・Aさんの声は聞いてて脳が気持ち良い感じ。
東京から帰省されると必ず毎回足を運んで下さる。
という事は、M・Aさんの友人・知人よりも案外ボクのほうが必ずお会いできてるのかなあって思う。嬉しいですねっ!!
この時期は帰省されて立ち寄って下さる方も多く、楽しみな月。
でも今年は防府~山口間の道路(国道262号線)が先月の豪雨で未だに通行止めで、まだまだかなりの遠回りをしないとお店へは足を運んでいただけない状況。
そんなとても不便な中でも、また足を運んで下さりありがとうございましたっ!
歩き始めの頃からを思い出すと(2人のお子様)、ほんとにアッという間に大きくなられましたよねっ。お会いする度に2人の成長を感じ、また元気な姿を拝見できる日が楽しみですっ!!
7月31日(金)
以前、
「母親を連れてきたい。」と話されてて、今日やって来て下さった。
その時は色々お話もさせて頂いた。
過去に、当店の事を記事に取り上げてくださった企業で働かれてたM・Iさん。
面識は全然なかったけど、その記事が印象に残ってたようで、時々メールを下さった。
それから時が経ち、母親と赤ん坊を抱えてご来店。
M・Iさんのお顔はしっかり覚えていたものの、以前1度お会いした時のことがすぐに思い出せず。。。
失礼いたしました~っ!
というものの、ずっと明るく優しい表情のM・Iさんに救われる。
今回、M・Iさんとしてはやっと母親を連れてくる事が出来たっ!って感じ。
住んでらっしゃる岡山県でもいつも足を運んでる靴屋さんがあるようだったけど、それでも連れて来て下さった。足と靴の事で悩んでもいた様子。本当にありがたい。
当初は1足ほど選ばれる予定だったけど、帰る時には2足を持たれてた。
(Iさん、気に入っていただけたようでホッとしましたっ!)
時の流れには逆らえないけど、いくらお客様が増えたとはいえ、記憶力の低下だけには逆らいたいっ!!
7月30日(木)
午前予約でやって来て下さる方。
ほとんどの方は目的をもって。
でもまあそれが普通ですねっ。
でもごくごく一部にそうでもない方もっ。(いや、案外多いのかも?!)
先日電話を頂き久々だったので嬉しかったんだけど、あらたまって午前予約という事だったからどうしたのかなあ?って思ってたらとくに何か靴を探しているふうでもなく
「午前フラッと寄りたいのでっ。」
との事だった。
午後(12時~)だとお客様がいない時はず~っといないし、重なるときは重なってしまってゆっくり喋りたいと思っていても難しかったりする事もある。
「午前予約」という形。
靴選びや足と靴の相談でももちろん嬉しいけど、そんなふうに、お店との時間をゆっくりとって足を運んでくださるという事も嬉しい。
靴が買って頂ける、頂けないという事よりも、共に時間を共有できるという事が。
気ままな?!(笑)山口市のA・Tさん、今朝も楽しい「時間」、ありがとう。
7月27日(月)
靴の問い合わせでたまたま知った事実。
「実家は土砂が流れ込み、住める状態ではない。」とKさんから。
21日から無情にも雨が降り続く。そして今日はようやく晴れ間が広がり、「避難指示」から「避難勧告」に。
今日は店も店休日。
となると行くしかない!
21日に起こった県内での大規模な土砂災害。
ニュースや新聞で見ていたものの、「視覚」で目にするのと「五感」で感じるのとでは比にならないぐらい状況は過酷なものだった。
これはKさん宅の居間から外を眺めた景色。
そしてその居間の隣の部屋は、床が抜けて下の階まで。。。
多くの人に、この今の災害後の現状を知って欲しいと、撮影を快く承諾して下さった。
とはいえこの状況下の中、実に明るかったKさん姉妹の寛大さにただただ頭が下がるばかり。
あっという間の1日だったけど、「靴屋」を通じてこういった形の中、Kさんご家族と関わりあえた事に心から感謝!
猛暑の中、汗だくになりながら、濡れタオルをボクの首に巻いてくださったご主人のSさん、、、涙涙!!!
この災害で亡くなられた方へのご冥福を祈ると共に、被災者の1日も早い復活を心から願う。
おそらく100分の1、いやいや1000分の1ぐらいしか片付けを手伝う事は出来なかったけど、
また時間を作ってこの地に足を運びたい。