12月20日(木)
※電話が鳴る。
足にしっくりこなかった靴、当店で中敷きを加工。
それでもしっくりいかず、再度加工。
でもダメで、再々来店!
足に合った靴でも、靴下の厚さや素材、靴の履き方、紐の締め具合、歩き方、重心位置などで、不具合がでたり、足が痛くなることもある。
中敷きを調整する場合もそういったお客様の背景(例えば靴の履き方や歩き方など)を考慮しないといけないところもあったりする。なかなかマニュアルどおりにはいかないこともあり、難しいもんですね~!
でも(山口市の)M・Yさん、
「他の店では(そういうことで)何度も再々店にやって来ると、(店の人は)口にはしないけどイヤ~な顔をされることがあった。」
と言われたことがあった。
ボクの場合は、(そういうことで)逆になにも言ってくれないほうがイヤだから、何度でも言ってもらえるほうが嬉しいし、実際嬉しかった。
それからしばらくしてM・Yさんから電話があったので、「また痛くなったのかな。」って思わずドキッとする。(そういう時は自信があってもね。笑)
そしたら
「今回は大丈夫だったよ!早く電話をしようと思ってたんだけど、ずっと体調を壊していてすぐに連絡出来ずにすみませんでしたー!」
と、律儀にご連絡してくださった。
普通ならそういうことで電話とか連絡をくれる方って案外少ないと思う。
※手紙が届く。
それも大きな封筒。
裏を見ると、宮崎県のA・Yさんから。ちょっとビックリ。
一体中にはなにが???
開けてみると、メッセージカード付きで、中にはクリスマスをモチーフにした大きな「切り絵」が!
メッセージカードも、きっと凄く探されたんだろうなあって思うような「靴」の絵が書かれたカードで、その裏も、本当に1字1字丁寧に書かれた文字に感動でした!
※メールが届く。
正確には今日の午前0時過ぎ。
ご自身なりに、1年を振り返って、気づいた感動をお伝えするために、とのこと。そんな中に「靴」という存在が大きかったというのは、ボクにとっては驚きであり、嬉しかった。
1日中、靴を履いて過ごす日があると前日には憂鬱になったりされてたKさんの、今では靴を履く楽しさがメールの端々からしっかり伝わってくる。
眠たかったであろう目をシバシバさせながらメールを送ってくださった山口市のM・Kさん、今日もしっかり寝てくださいね~!(笑)
ますます寒さが厳しくなってきた今日この頃。
そんな中、心温まる連絡を沢山頂く。
(このコラムをいつも読んでくださる)みなさんへ
外は寒くても、心温まる冬を、お過ごしくださ~いっ!
12月18日(火)
昨日、やっと今年最後の講演も無事終了!
(今回は周南市にて。)
ボクにとってはかなりハードな講演活動の1年だった。もちろん講演活動が本業ではないんだけど、今年は5回も!
全ては「靴」、そして「足」が、あなたにとってどれだけ大切かを伝えるために。
沢山の出会いがあり、ボクも貴重な経験を沢山させてもらえた。講演を依頼してくださった方をはじめ、足を運んでくださった全ての方に感謝ですっ!
「会いたい」ではなく、「会う」。
これって凄く大切ですねっ。
「会える」って不思議だけど、生きることがさらに楽しくなるものだなあって思えた。
来年も、お声がかかれば講演に、そして可能な限りどこにでも足を運びたい。
靴を通じて、あなたに「会う」ために。
12月14日(金)
この写真、これもドイツ!
お寿司屋さん!
3年前、ムッシーによく足を運んでくれてたA・Tさん。
大学を卒業してすぐにドイツに就職。
その後も時々、メールや手紙を送ってくれてた。
今回のヨーロッパ研修で、
「時間が取れたら会いに行くから!」
と。
日程の合間をぬって、なんとしてでも会いに行く!そう決めてたんだけど、まさか会えるとは思ってもなかった。
店に行くと、丁度開店前で、まだ誰もいなかったんだけど、1時間もすればお店は外国人(って言っても地元の人たちだけど)で一杯に。
驚いたのは、みんな箸の持ち方がなかなか上手い!そして熱燗を飲んでる人も多かった!なかなかツウの人ばかりでした~。となりのおじさんは「バッテラ、ナンバーワン!」って言ってたし(笑)。
異国の地での出会いはまた格別!
会えて良かった。
元気な姿は全然変わりなかったけど、凄くたくましくなっていたね、A・Tさん!
そして足元には、3年前に購入してくれた「Think!」の黒い靴!
ドイツでも「ムッシー」のお客様に会えた、最高の出会いがあった、最高の旅でしたー!
12月13日(木)
(毎回)コラムを書いた後、
「あ~、書き直したい!」ってなることが多いんだけど、昨日もそう。
途中で「(笑)」って文字を入れたものの、全然笑えないー!
寒い、、、サブすぎ~っ。。。
どうでもいいネタを入れて、大変失礼。。。
で、今日も開き直って?!
先月のヨーロッパ研修は、取引先メーカーのKさん、そして東京のAさんと3人のドタバタ珍道中!
行く前に事前に日程表をもらったものの半分は想定外の行動!普通のツアーじゃありえない感じっ。でも面白すぎたっ!
イタリアでの国内線の移動はアリタリア空港が突如のストで飛行機が飛ばなくなり、国際線でドイツに移動でその後は長距離列車に乗ったりとか、Kさんの案内で行ったヴェニスではなんとKさん本人が道に迷って船に乗るハメに!(でも面白かった!)。ドイツでは、オランダから迎えに来て下さったメーカーのお抱え運転手の方が飛ばす飛ばすっ!60歳手前のこのおじさん、高速道路に入ったかと思えば時速160キロ!しかも雨が降ってる。。。それに150キロという距離。。。おまけに前方との車間距離は10メートルもないじゃんっ!!!後ろに乗ってたボクたちはすぐさまシートベルトを締めてた。。。帰路も相変わらずだったけど、2回目はさすがに慣れました~(苦笑)。60近くにもなる人がこんなに飛ばすなんて日本じゃ考えられないけど、むこうではそうでもなさそう。オランダからベルギーに行く時のMさんも180キロ出てたし。ちなみにMさん、ベルギーに着くや否や、いきなりビールを飲んでる。。。あっちは飲酒運転をしてる方は物凄く沢山いるのでこれから海外に行かれる方は、飲んでなくてもほんとに気をつけましょう~!
と、書き出したらきりがないぐらい色々と。
本当に楽しい旅(研修)だった。
足を運んだところといえば、有名なところだとイタリアのヴェニスぐらいで、あとはガイドブックにも載ってないようなところばかりだった。観光にはあまり興味のなかったボクには丁度よく、田舎町を沢山歩くことが出来た。
前置きが長くなったけど、ヨーロッパの生活は、
「質が違う」
つくづくそう思った。
心のゆとりなのかな。
お金をかけるところにはかけ、かけないところにはかけないっていうメリハリ。
貧富の差はあれど、どんな子供もガッチリした靴を履いてた。日本のようにズックを履く子供はゼロ。スニーカーもほとんど見かけなかった。たまたまかもしれないけど。
電車に乗っても、席が空いてたらなんとしてでも座ろうとする日本人とは違い、そんな感じは全然ない。
電車といえば、時刻表どおりに電車なんてやって来ないところも多く、イタリアなんかは時刻表は全然意味のないものに思えるぐらいひどかった~。
街や空港でも、携帯でメールをしてる人ってあまり見かけなかった。もちろん携帯を持ってる人は日本と変わらず多いけど、どこでもメールって雰囲気は全然ない。
それから食べ物屋に入っても、明るいお店は少なく、照明もキャンドルやオイルランプを使ってるところが多かった。
暗い中にも凄く温かさのあるダイニングテーブル。
とはいえ日本には、海外に負けない良いものが沢山ある。だけど日本にはない良いものを今回は沢山見て帰ることが出来た。
靴屋としても個人としても、今後の「ムッシー」に多大な影響を与えた今回の旅。
これからも、今回の海外研修同様、1歩踏み出す勇気を常に持って、前に進んでいきまっせ!!
12月12日(水)
在庫を鬼のように抱えていても、こんなことがある。
「(お客様に)お勧め出来る靴が今はありません。」
買ってもらおうと思えば、なにがしかないわけじゃないんだけど、やっぱりそのお客様にとってのベストを考えると、そう言ってしまう事はよくあります。。。
そして改めて今朝、午前(予約で)やって来てくださった。
とにかく快適に歩けたらそれでいい。
だからブランドとか、デザインとか、色とか、価格とか、
そんなの関係ないっ!!(オッパッピー。。。笑)
全幅の信頼を寄せてくださった。しかも初めて「ムッシー」で靴を購入されるというのに。
中敷きもオーダーで作りたいということで、今朝作ったんだけど、足を靴に入れた瞬間ひと言。
「あ~、これは気持ちいいっ!」と、しみじみと。
毎日本当に、そんな最高の出会いがあることに常に感謝してます。
朝早くから立ち寄ってくださった、防府市のF・Iさん、
生涯現役!っていうことで今も60歳を過ぎても自分でお店を構え、商売を続けられてるけど、くれぐれもお体をお大事に。
追伸
ただいまボクのカメラはクリーニング中で、最近写真を撮れず。。。
で、前回の(ベルギーの)世界ナンバーワンの靴屋の写真をまた添付!