3月3日(土)
以前、山口の大学に。
で、今は東京に住んでいる。
山口にいた時は、時々彼のS君と一緒にやって来てた。今もそうだけどね。
2人を見ていると、靴が好きなんだなあっていつも思う。
で、東京に行ってしまってからも、山口にいる彼のもとに来た際は、ここにもやって来てくれる。
今日は「同窓会」とやらで、久々山口に、そして「ムッシー」に。
やっぱり会えると本当に嬉しいね。
靴を選んだ時、
「今日は買うつもりでお金も下ろして来ました!」
その言葉、本当に嬉しかったです。
東京って大都会で、何でもありそうな街にいても、「ムッシー」で、靴を買ってもらえるなんてボクとしては、ほんと最高ですよっ!
東京の靴屋に勝とうなんて、これっぽっちも思ってないんだけど、これからも変わらない「ムッシー」を、時々、いやいやまたいつかきっと、のぞきに来て下さいね!
M・Yさん、新社会人として、これからも頑張ってね!
それからいつも、家族の靴の修理、送ってくれて、本当にありがとう!
3月1日(木)
先日の(店の)休みに行った「家」の話を書こうと思って、(コラム)を作ってたら、異常に長くなってしまった。
「靴とどう関係があるの?」って言われたらそれまでで、だからと言って、
「ボクのサイトだから何を書いても自由だ~っ!」って叫べば大人げないので、今回はグッと擬縮してまとめます!いや、やっぱり出来ない(笑)
なんだかんだ言いながら、やっぱり「ここ」には書きとめておきたい出会い。
かなり前から行きたい場所があって、この日を逃すと今年は行けないかも、、、と思い、思い切って行って来た。
やっと足を運ぶことが出来た3箇所!
2箇所は靴屋で1件は長崎県、もう1件は福岡県で、どちらも「ムッシー」とはスタイルも違えば、商品構成も違う。だけど、前に向かっていこうと、靴屋としての「靴」に対する姿勢だけは通ずるところがあり、仲良くさせていただいてる。長崎県のお店は、店を始める前からのお付き合い。
「ムッシー」を立ち上げて以来、始めて他の靴屋に足を踏み入れたので、なんだか新鮮でしたね!
どちらのお店も3人で運営されてて、出張や研修等、身軽に動けるところはボクと違ってやはりいいですね。
そしてどちらのお店も、親の代を受け継いで続けられてる「靴屋」としての「重み」があったように感じました。
これからも末永く頑張ってくださいよ~っ!
あとのもう1箇所は、靴屋ではなく、そうです、「家」。
ん~、なんなんでしょうね~、家であれ食べ物であれ、靴であれ気になるものは気になるわけで、約2年前に購入した雑誌に出ていた「家」が、ずっと気になってたわけ。
で、部屋の机の上の目に付く所に常に置いて、いつかは行くぞ!って企んでた。
場所は佐賀県。きっかけがないとなかなか正直、すぐに行ってみようとはならず、今回の靴屋巡り?!をきっかけに、やっと辿り着くことが出来た。
事前にメールで担当(っていうか建築に携わった方))のHさんと連絡をとり、雑誌に載っていた「家」に案内された。
(この写真はその建物の中から撮ったもの。)
本当に素晴らしかった。本当はここで、まだまだ色んなことが書きたいんだけど、書き出したらとんでもなく長くなるので割愛割愛!
で、現在第2弾を作っているとのことで、その現場にも案内してくださり、そこもとても不思議な「家」というより「建築物」だった。
この2つは案内される予定だったんだけど、「もうひとつ紹介したい所がある。」ということで、3つ目の場所に。
そこは古民家を自分たちの力で再生して住まれている「住居」兼「デザイン事務所」で、最高でしたよっ!
そこに住まれているNさんとはやはり共感するものがあった。
Nさんと話してて感じたこと。
同じものに共感できれば、それは靴であれ、家であれ、全てはどこかでひとつに繋がっているんだなあって。
ちょおっと遠かったけど、足を運べて本当に良かった。
いくら身近に住んでても、一生言葉を交わすことがない人も沢山いるわけだから。
案内してくださったHさんには本当に感謝している。Hさんがいなければ、この出会いもなかったわけだし。
とはいえ、全ては「偶然」ではなく「必然」だったように思う。
またきっと遊びに行きますから!
やっぱり今日も結局長くなってしまい、失礼!
2月24日(土)
帰り際に、
「先月、母親が亡くなりました。」
その言葉を聞いたとき、ボクは耳を疑った。
Tさんが冗談を言ってるわけじゃないのはもちろん分かってるんだけど、
「そんなことないよね。」って、自分に言い聞かせるように、本当に本当に信じられなかった。
昨年の秋に会ったときも、まさかそうなるなんて思いもしなかったから。
いつも足を運んでくださる山口市のTさんの母親で、なかなか足に合った靴がなかったという事で、「ムッシー」に初めてやって来られた時のことを思い出す。
昨年の10月21日にもこの「コラム」で、福岡県のHさんの話を書かせてもらったばかり。
「凛」とした中にも、温かい真っ直ぐな視線でいつもボクを見てくださってた瞳が印象的だった。
そして靴を買われる時は値札を見ることはなく、全てを一任して下さってるようだった。
今日は、Tさんの姉妹でもある広島県のMさんが、長女の靴を選びにやって来て下さった。
(いつも本当に遠い中、本当にありがとうございます!)
不思議と感じたのは、TさんもMさんも、今日はなんだか違った。
店を入って来られたときから。
上手く言い表せないんだけど、凄く「澄んでいた」な~って。
まだ母親が亡くなられたばかりなので、気持ちの整理もついてないだろうし、まだまだ相当辛いと思う。
でも人生後戻りは出来ないし、悲しみに浸っていたくても、立ち止まってなんかいられない。
そんな事、Hさんがきっと嫌うだろうなあって思うから。だから2人とも、お母さんの姿を受け継ぐかのようにボクの目には「凛」として写っていた。
TさんとMさんがお昼にお店を立ち去られた後、店を閉める19時までのあいだ、お客様が途切れることはなかった。
きっと天国からHさんが、ボクの気を紛らわすかのように沢山のお客様を呼んでくださってたとしか思えなかった。
だけど家に帰ってこのコラムを書いていると、思いがグッとこみ上げて、文字を打ち込んでいる間、涙がずっと止まらなかった。
命は常に宿っている。
亡くなられたHさんの生まれ変わりかなあ~、、、
Mさんの2人目のお子様がもうすぐ生まれてくる。
生まれたら是非、お顔を見せてくださいね!!!
メチャクチャ楽しみにしていますよっ!
この場をお借りして本当に恐縮ですが、
Hさんのご冥福を心よりお祈り申し上げます。
そして、TさんMさん御家族に、沢山の幸せが、舞い降りてきますように、本当に心から願っています。
2月20日(火)
この時期、新しい商品は少ないですねえ。
でも子供の足って、常に成長してる。
だから靴選びも「時期」なんて選んでられない。
1年中いつやって来てもバッチりご希望に叶う品揃えが出来ればいいんだけどなかなかそうはいかない。
もう少しすれば(待てば)春物も色々入荷する。
店内はまだどちらかと言うと秋冬っぽい色目の靴が多い。
にもかかわらず、(今日はたまたま3組の)子供靴を探しに来られたお母さんたち。
ちなみに子供靴の春物は、写真のものしか入荷していない。
そんなことはどこへやら~って感じで、店にある商品の中から子供の足に合った一足を。
山口市のY・Yさん、それからN・Aさん、それに美祢郡のH・Yさん、いつも本当にありがとうっ!
子供の足にとって、デザインってどれほど大事?
デザインも可愛いに越したことはないけどないけど、そんなことより、「今」その子供に合った靴を選びにやって来てくださる方が、ムッシーに末永く足を運んでくださってるのは事実。
可愛いデザインの靴を履けるより、足に合った靴のほうが、子供は間違いなく幸せなはずっ!
(もしボクの勝手な思い過ごしだったら失礼っ!)
こんなことを書いたら、「3月以降は新しい靴見に行っちゃぁ行けないの?!」って思う方もいるかもしれないけど、もちろんそんなことはありませんから!
ここで伝えたいのは、常に子供の(足を含めた)成長をしっかりと見守ってあげて欲しいということ。
きつくなった靴を、「新しい靴がもうすぐ入荷してくる」ということだけで子供に我慢させることだけはないように!
だからくれぐれも誤解しないで下さいよぉ!!
時期にとらわれず、常にお子様の足に合った靴を履かせてあげてくださいね!
2月19日(月)
「この1足がないと困る。」
いつも履いている靴、修理や加工などで店に預けると、その替わりになる靴がない方もいる。
もちろんその靴1足しか持っていないというわけではなく他にも靴はあるんだけど、今まで他のお店で買った靴は全く履けないって感じで。
山口市のOさん、足の変形がひどいわけじゃないけど下半身全体に大きな障害をもち、普通に歩くことすら結構大変で困っていた。
今は当店で1年前に購入してくださった靴をずっと履き続けて調子も良さそうだったんだけど、何度か体調を壊され、それが足にも影響を及ぼし靴を再加工することに。
体調がちょっと変わるだけで歩行にも影響を及ぼす方もいるという事実、皆さんご存知?
(気を使われ)ボクの都合に合わせてくださり(ほんとすみませんでした!)、おととい靴を預かる。
「ボクとしては1日でも早くお返ししたい!」
で、なんとか昨日出来上がり、その靴を取りに来られた。
通常は1日で加工できる内容のことではなかったんだけど、全ては気合い!
「靴を預けている間はほとんど何処にも行かなかった。」と。
「裸足じゃ家の中を歩くのも足が痛くてこの靴を履いてる時は大丈夫。」と言われる方もいる。
靴は本来、裸足で歩くよりも快適に歩けるものでなくちゃならない。当然のことだけど。
でもそんな靴を履いてる人、見かけ以上にまだまだ少ない。
変な話、足に不具合がある人のほうが、足に合った靴を履いている場合は多い。
「(困っている人たちを)何とかしてあげたい。」って、思いながら、「(ボクが)何とかしないと!」って、使命感を感じながらも、それと同時に責任も重く圧し掛かるけど、「靴屋」って、みんなが思っている以上に意外とやりがいのある仕事ですね。
Oさんの足の負担が少しでも軽くなることを願って。